ポイントピュール、対応剤型の種類増加で多機能化へ

週刊粧業 2017年1月1日号 55ページ

カンタンに言うと

ポイントピュール、対応剤型の種類増加で多機能化へ
 沖縄県の離島 久米島の地の利を生かした化粧品ビジネスを展開しているポイントピュール(大道敦社長)は、自社ブランドと直営店を擁して取り組むBtoC事業や地場素材の活用で注目を集め、近年は異彩がむしろ独自性を醸して顧客企業からの支持度合を高めている。

 ――2016年は創業から15年の節目でした。

 大道 工場設備の拡張や2トン容量の製造釜を新規で導入するなど、生産能力を従来比で2倍に引き上げた年だった。

 一般的な企業ならば5年間で成し遂げることを当社は10年がかりにした格好だが、ようやくスタートラインに手をついた印象の1年間だった。

 振り返ると、当初はここ沖縄の離島という都市部から遠い立地をデメリットだと感じていた。

 やがて、そのデメリットをメリットに挿げ替えて事業に取り組み始めると、その点を「良い」と支持してくださるお客様が当社を引き立ててくださるようになった。

 いま実際に、そうした顧客企業に支えられている。

 ――固形石けんの製造受託開始が目前です。

 大道 間もなく試作品を作る専用機械が出来上がる。外注ではコストやロットで泣いてきた石けん作りで、お客様が喜ぶ中身と数量での石けん作りが可能になる。

 作ろうとしているのは、洗浄の素地50%に対し美容成分を50%と超高配合した高級石けんを考えている。

 当社だけの専用機が稼働するからには、他社ではできない当社ならではの固形石けんを世に送り出したい。

 手始めに、「朝用」と「夜用」が一体化した製品などが面白い。1個で2つのはたらきを備えた製品を提供できれば、お客様とエンドユーザーがともに喜んでくれるかもしれない。
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