ケイズ、新本社・工場を基盤に「OEM+容器」提案の進化へ

週刊粧業 2017年1月1日号 55ページ

カンタンに言うと

ケイズ、新本社・工場を基盤に「OEM+容器」提案の進化へ
 1998年創業で化粧品の受託製造や容器調達を展開しているケイズ(本社=金沢市)は、昨年8月に年間生産量が従来比で約3倍増となる新本社・工場が本格稼働した。

 角嶋一幸社長に、昨年の振り返りと今年の抱負を聞いた。

 ――昨年の取り組みを改めて振り返ると。

 角嶋 新工場の落成で製造フローの見直しと改善が進み、従来の工場で見えてこなかったことに気づきを得るきっかけとなった。これが、会社を今後成長させる大きな糧になると確信している。

 新工場以外では、容器部門において社歴の上で最も多くの社員の入れ替わりがあった。こうした昨年の取り組みを基盤に、今年はさらなる飛躍の年にしていきたい。

 ――今年注力する取り組みをお聞かせください。

 角嶋 新工場では、化粧品GMP(ISO22716)の取得に向けて既に動き出している。

 新工場は年間生産量が約3倍増となり、衛生面も大幅に向上するなど、どちらかと言えばOEMのイメージが強いが、容器の検査やクリーンルームといった受入設備や体制も充実している。

 容器に関しては、社内だけでなく社外にも容器検査を行う協力工場があり、今年はそことの連携を密にして受入体制のさらなる強化に取り組んでいく。また、これまで以上に海外容器の取扱を拡充するとともに、お客様にスピーディーな容器提案が行えるよう、「取扱容器のデータベース化」を今年中に実現させたい。

 地域の取り組みについては、石川県産の高級ブドウ「ルビーロマン」を化粧品原料として開発し、これを配合した化粧品を新たに県内アンテナショップで販売していく。

 これらの取り組みを積極的に推進し、将来的には2020年をめどにOEMと容器を含めたトータルの売上高で、今の2倍にあたる30億円の突破を目指していきたい。
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