東洋ビューティ、パートナー意識が強まる事例に士気向上

週刊粧業 2017年1月1日号 54ページ

カンタンに言うと

東洋ビューティ、パートナー意識が強まる事例に士気向上
 化粧品・医薬部外品OEM/ODMの大手である東洋ビューティは、昨年米国で開催されたIFSCC大会で顧客である本舗メーカーと共同で技術発表を行うなど化粧品B2Bの「ベストパートナー企業」を目指した取り組みを強化している。

 瀧見良平社長に今後の方針を伺った。

 ――75周年に向けた5カ年計画の2期目も終盤を迎えます。進捗状況は。

 瀧見 業績面では1年目からこれまで計画を上回って推移している。

 好調要因を社内に探せば、前5カ年より「100年繁栄し続ける企業」を目指し、将来を担う若手社員と一緒に計画を立てたことが大きい。

 例えば「5年で国内売上倍増」という大きな目標達成は、経営計画の立案に深く関わったことで社員らの責任感が強まった成果の表れだと言える。

 また、その際に若手社員から寄せられた意見を実現することができた。当5カ年も着実に一つひとつクリアしていきたい。

 ――対外的にはベストパートナー企業をテーマに取り組まれています。

 瀧見 近年は顧客の「主力」に位置づけられるシリーズ・アイテムを一手に任せてもらう案件が増え、紹介づてで新たな顧客との接点が広がっている。

 また「製造販売元」として当社の名前を入れて欲しいといった依頼も増えてきている。

 当5カ年は、以上のように自社工場のような認識で活用してもらえるOEM/ODMとしてのさらなる成長に向けた準備期間としても位置づけている。

 その一環として、今年より企業としての知名度・イメージアップの向上に努めていく。

 業界内では当社の認知度もある程度高まってきたが、世間一般ではほとんど知られていない。

 B2B企業の宿命とも言えるが、今後も優秀な人材を確保し続けるためには、企業価値・知名度を高めていく必要があると感じている。今年より具体的な活動を進めていく。
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