鈴与、化粧品物流をワンストップでサポート、パネル展示で充実したサービスアピール

週刊粧業 2017年1月23日号 12ページ

カンタンに言うと

鈴与、化粧品物流をワンストップでサポート、パネル展示で充実したサービスアピール
 鈴与は今回、化粧品開発展に初めて出展する。

 化粧品物流に注力している同社では「化粧品業界の方が多く集う展示会であり、OEMメーカーや小売店の方とも新たな接点を持てるのではないかと期待している」(渡邊洋平フルフィルメント営業推進室営業第二チームリーダー)とし、出展を決めた。

 ブースでは同社が展開中のサービスを記載したパネルを多数展示し、化粧品物流をトータルでサポートできることをアピールする。

 「ブースはネイビーブルーを基調とし、パネル展示を中心に、お客様の課題に対してご提供できるサービスをまとめたチラシなどをお渡しする。当社のサービスは多岐にわたるので、そのいずれかがお客様の課題解決につながるのではないか」(フルフィルメント営業推進室営業第二チーム 青木千枝氏)

 その中の1つが販促品のシステマティックな在庫管理や発注を可能にする独自のシステムだ。化粧品の店頭販売につきもののテスター、什器、POPなどの販促品は簿外品であり、製品とは別にマニュアル管理をするケースが少なくない。

 このシステムを導入すれば営業担当者が現場でパソコンやタブレットから直接Webで販促品を発注できるようになる。チェーン店ならグループ毎に同じ販促物を同時に出荷できる。

 また、配送料の高騰化を踏まえ、物流センターの立地を見直して配送先が最も多いエリアにセンターを構えることよるコストの最適化と配達日数の短縮化を提案する。全国4カ所に化粧品製造業許可(包装・表示・保管)を持つ物流センターがあるという。

 さらに、BtoB、BtoCといったチャネル特性によって使い分けていた倉庫を1つに集約することで保管や横持ちのコストを削減し、ロットの確実な先入先出を可能にする。

 BtoBとBtoCを同じ管理システムで対応することで同一センター内で一元管理し、納品先毎に配送会社を使い分けたり、納品先の指定伝票にも対応することができる。

 通関事業者でもある同社は輸入から国内配送までを一貫して対応するワンストップサービスが強みといえる。

 「化粧品製造業許可を持つ倉庫会社はめずらしくないが、通関や保税倉庫までワンストップで対応できる業者は限られているので、ワンストップサービスを提供できる総合力をアピールしていきたい」(渡邊氏)

 通販事業の立ち上げを目指す企業のため、通販に必要なコールセンターやシステムといったバックヤードへの支援体制も整えた。化粧品の品質を維持するための温度管理や、ロット番号で製品が追跡できる在庫管理システムも提供する。

 「通販業者様、卸業者様、原料メーカー様など立場によって求める物流は異なる。業務の負担軽減につながるしっかりとしたサービスを提供していくので、化粧品物流なら当社におまかせいただきたい」(渡邊氏)
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