ライオン、働く女性と洗濯に関する意識調査を実施

粧業日報 2017年3月27日号 5ページ

カンタンに言うと

ライオン、働く女性と洗濯に関する意識調査を実施
 ライオンは、サンケイリビング新聞社が発行する情報紙「シティリビング」の協力を得て、2月17日~22日にかけて、働く女性2246人(正社員総合職:23.7%、正社員一般職43.9%、契約・嘱託社員10.1%、派遣社員8.3%、パート・アルバイト14.0%)を対象に「洗濯」に関する意識調査を実施した。

 まずはじめに、人の着ている洋服で「気になる」ことを尋ねたところ、5割を超えていたのは、「毛玉」(61.5%)、「しわ」(52.2%)だった。そして4割以上の人が「汚れ」を挙げていた。「毛玉」や「しわ」が気になった人は、その相手に対し「だらしがなさそう」(69.6%)、「清潔感がなさそう」(68.5%)といった印象を持っていた。

 次に、頻繁に洗わずに繰り返し着ている服があるかを尋ねたところ、約4人に3人が「はい」と回答した。そして、洗わずに繰り返し着ている服のトップ3は、「セーター・ニット」(68.1%)、「デニム類」(56.3%)、「カーディガン類」(48.9%)だった。

 洗わずに着ている理由としては、「デリケートな素材なのであまり洗いたくない」「よほど汚したりしない限り汚くないと思う」「家で洗うのは傷む心配があるが、1回着ただけでクリーニングに出すのは不経済に感じる」など、洗い控え意識や汚れていない意識、クリーニングコストを気にしているコメントが多く見受けられた。また、洗わずに繰り返し着ている服がある人のうち、洗濯で失敗した経験がある人は実に73.2%もいることがわかった。

 最後に、「人の見た目に影響すると思うもので、自分で気を付けていること」について「おしゃれ着用洗剤を使っている人」と「使っていない人」を比べてみたところ、全ての項目で「おしゃれ着用洗剤を使っている人」の方が「気をつけている」割合が高い結果になった。中でも10P以上差があったのは、「姿勢」「話し方」「身だしなみ」「洋服の手入れ」だった。

 今回の調査では、多くの働く女性が他人の服装に関して、「毛玉やしわ」が「TPOにあわない服装」以上に気になっており、洋服の手入れに対する関心の高さが明らかとなった。その一方で、自分の洋服のケアにおいては「頻繁に洗わず、繰り返し着ている服がある」と回答していた。

 自分では「まだまだ洗わずに着られる」と考えていても、他人からは「洋服の毛玉やしわ、汚れが気になる」と思われて印象を悪くしている可能性もあるため、「きちんとした印象には洋服のケアも大切な要素」(同社)と総括している。
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