ホルス、世界初の探求でメーカー・本舗へ利益貢献

週刊粧業 2017年4月17日号 37ページ

カンタンに言うと

ホルス、世界初の探求でメーカー・本舗へ利益貢献
 ホルスは、「世界初」を謳うことができる原料の1つ目として、従来のプラセンタを発酵させた「発酵熟成プラセンタエキス」を2013年に開発した。

 プラセンタエキスを発酵することで、成分の働きや吸収性が高まり「ハイグレード」が謳えるほか、同エキスの提供により、多くの化粧品とサプリメントのヒット製品が生まれているという。

 また、2つ目の世界初原料は「幻の原料」と呼ばれていた油溶性のプラセンタエキスで、2016年に開発に成功した。

 この油溶性プラセンタエキスの誕生により、「医薬部外品への配合」「ビタミンCを高濃度で安定的に配合」「メークアップにも容易に配合」「ダブルプラセンタ処方の薬用化粧品のOEM」といった活用が可能となった。

 さらに、3つ目の世界初原料として、欧米で膝関節症の治療に使われている天然酵母由来の「サミー(S―アデノシルメチオニン)」の原料開発に成功した。

 欧米では内服剤として使用されているが、この「サミー(S―アデノシルメチオニン)」は溶解性が悪いため、外用(クリーム)への応用が難しかった。同社は「S―アデノシルメチオニン」を自然含有する原料名「酵母331(サミー)株」として溶解性に優れたエキスの開発に成功している。   

 これにより、「酵母331(サミー)株」配合の外用(クリーム)の製品化が可能となった。

 我が国にはひざ痛に悩む人が、約3000万人いると言われている。この「酵母331(サミー)株」の開発により、内服・外用(クリーム)としての製品が発売され、関節症に対する有効性と安全性が実証されている。

 また、外用クリームの臨床試験が医学誌「医学と薬学(2017年3月号)にも発表されている。

 このほかにも新たに、4つ目の世界初原料の研究に加え、将来は「幹細胞」原料の製造も行う予定がある。

 トピックスとして、同社は2016年夏にモンゴルに第三工場(原料工場)を建設したが、今夏から入間市の現工場の近くに同じく原料を製造する第四工場の建設を計画している。
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