フェイスラボ、スティック剤型に1点集中し自社の強みをアピール

粧業日報 2017年5月26日号 5ページ

カンタンに言うと

フェイスラボ、スティック剤型に1点集中し自社の強みをアピール
 フェイスラボ(本社=静岡県袋井市、朝比奈謙太社長)は、「CITE Japan2017」にて、「スティック剤型から広がる可能性とチャレンジ」をテーマに、スティック剤型に1点集中したブースを設営し、自社の強みを全面的にアピールしていく。

 ブース全体は白を基調とし、ビビットな色を用いた内照式リップスティック型ディスプレーにより、目的意識の高い来場者の来訪を促進。トライアルコーナーやポイントケアコーナーを通じ、わかりやすく訴求していく。

 ブース設営の実務担当者は、2度目となる出展の狙いについて、「事業領域としてスキンケア・メーク全般をカバーする中、スティック型製品を提案することが他社との差別化を図り、自社の方向性を示すうえで最善と考えた。『肌悩みはポイントで起きている』という問題提起をし、敢えてスティック剤型に絞り込み、メークアップのみならず、スキンケアへの活用も提案していくことで、新たなニーズを掘り起こしていきたい」と語る。

 メインとなるブース中央には、女性の顔を模した特大サイズのモノクロパネルを用意。口もとや頬、目じりなどポイント部分だけに色をつけることで、顔のエイジングの悩みは「面よりポイントで起きている」ことを伝え、「顔のあらゆる悩みにポイントで応えられる」ことをアピールする。

 これにより、スティック剤型によるスペシャルケアの優位性や必要性を訴え、スキンケア用途でのスティック剤型の提案を本格化していく。

 ブース運営を取り仕切る伊藤新次東京営業所長は、「OEMメーカーとしての認知度が年々高まっていく中、今回の出展を我々がどのようなコンセプトを持ちながら製品づくりを行っているのかを知っていただく機会としたい。ブースを訪れた方々に『面白いことに一緒になって挑戦してくれる会社』という印象を与えられるかどうかが今回の出展における最重要ポイントだ」と語る。

 こうして、「スティック剤型」を前面に打ち出すことで得意分野を明確にする一方、それ以外の強みもアピールすべく、ブース両サイドには「独自処方・独自原料紹介ブース」「中国市場進出サポート事業紹介ブース」を設置。競合と差別化できる特長を持った処方や原料、サービスを紹介していく。

 「独自処方・独自原料紹介ブース」では、増粘剤・乳化剤までコメ由来成分で処方設計したスキンケアを紹介し、1つのコンセプトをもとに特徴的な商品づくりができることをアピールしていく。また、極めて希少で爽やかな香りが特徴の北海道産アルバローズが調達可能になったことも合わせて紹介していく。

 「中国市場進出サポート事業紹介ブース」では、取引先の中国進出を後押しすべく3年半前にスタートした「越境EC事業と輸出代行事業」を紹介。中国でテストマーケティングを検討する新規先の獲得を進める。さらに、中国からの来訪者とのコミュニケーションを図ることにより、中国企業からのOEM受注につなげる考えだ。
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