花王、東京理科大と産学連携の協力協定を締結

粧業日報 2017年6月2日号 4ページ

カンタンに言うと

花王、東京理科大と産学連携の協力協定を締結
互いの技術・知見の融合により
イノベーティブな成果の創出へ

 花王は、革新的な技術開発を推進し、教育研究の発展、学術の充実、研究者の育成に貢献する目的で、東京理科大学と産学連携に関する協力協定を締結し、5月30日、産学連携に関する協力協定の締結調印式を行った。

 今後は、協力協定に基づく取り組みとして、東京理科大 神楽坂キャンパス内に「花王生活科学寄附研究部門」(2017年6月1日から2019年3月31日(約2年間))を新設し、理科大が持つ有機合成化学や界面科学に関する世界をリードする知見と、花王が持つ化学・材料科学・商品開発のノウハウを融合させることで、イノベーティブな成果を創出する体制を構築し、人々の健康な暮らしに貢献していく。

 また、2017年度後期(9月)より、理科大の経営学部に「寄附講座」を開講し、「知的財産」に関する講義を行う。

 理科大では、大学こそが人材育成を行う最前線のインフラであると考え、学生に対して、企業(花王)の現場で培った知的財産の活用方法等の「実学」の講義を行うことで、社会に貢献できる人材を育成していく。

 さらに、両者間の人材交流を促進するため、花王の事業場における理科大の学生のインターンシップ機会の付与や、研究スペース・研究機会の提供に努める。
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