サイエンスコスメ、科学が化粧品の未来を切り開く時代に

週刊粧業 2017年6月12日号 1ページ

カンタンに言うと

サイエンスコスメ、科学が化粧品の未来を切り開く時代に
 サイエンスコスメは、科学的知見、もしくはテクノロジーに基づいてつくられた化粧品を指す。

 「リポソーム化」や「ナノカプセル技術」もサイエンスコスメを象徴するテクノロジーだ。

 こうした技術は、もともとは製薬業界で一般的に用いられていた科学的技術や医学的知見である場合が多い。

 サイエンスコスメの中には、何十年も前から研究機関と共同研究を行い、最近になって日の目を見た技術・製品もある。

 資生堂が2014年に発売した「アルティミューン」や、今年1月にポーラから発売された日本初の「しわを改善する」薬用化粧品「リンクルショット メディカル セラム」は、まさにその筆頭でもある。

 本特集では、最先端技術を取り入れ、科学的知見に基づいて開発された最新の「サイエンスコスメ」について紹介する。

1970年代前半頃に市場が形成
美白やアンチエイジングで拍車

 姉妹誌「C&T」2017年1月号「FOCUS」で同じくサイエンスコスメを特集した時、当社ではビューティサイエンティストの岡部美代治氏にインタビューを行っている。

 その記事によれば、日本の化粧品市場においてサイエンス領域の研究が注目されはじめたのは、市場が大きく成長した1970年代前半頃という。

 サイエンスコスメの1つのターニングポイントになったのが「サンケア」や「美白化粧品」の台頭だ。

 1988年に資生堂が、医薬部外品としてビタミンC誘導体を配合した本格美白ライン「UVホワイト」を発売すると、にわかに美白化粧品市場は活気を帯びた。

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