東洋新薬、機能性表示食品の依頼が拡大

週刊粧業 2017年7月10日号 48ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、機能性表示食品の依頼が拡大
 化粧品・健康食品のODM・OEMを展開している東洋新薬は、特定保健用食品での許可取得数トップの強みを活かし、機能性表示食品や美容サプリメントなど、健康食品事業において様々な提案を行っている。

 近年依頼が増加している機能性表示食品については、同社が製造企業として申請した製品は89種にのぼる。

 そのうちヘルスクレームは15種類と業界随一の数を誇る。

 特に、生活者の健康志向の拡大によって、メタボリックシンドロームのケアを訴求する「体脂肪」「中性脂肪」「血糖値」「コレステロール」「血圧」などに焦点を当てた製品への注目が高まっており、同社でも対応を強化している。

 機能性表示食品においては、「葛の花エキス」が体脂肪低下作用を持つことが確認されたことから、内臓脂肪を減らす「メディスリム」として展開している。

 この他にも、アーユルヴェーダで古くから活用されてきた果実「ターミナリアベリリカ」は、同素材が食後の血糖値や血中中性脂肪濃度を抑える機能が確認され、機能性表示食品では食後に上がる中性脂肪を抑えることを訴求している。

 美容領域では、米由来グルコシルセラミドを配合して、肌の保湿力(バリア機能)を高める「メディスキン」や、同社の主力の1つである「フラバンジェノール」の美肌・美白機能を応用した美容サプリメントなど、多様な要望に応じて最適な処方を提供していくとしている。

 「トクホ、機能性表示食品、一般サプリメントなど最近は依頼が多角化している。お客様の依頼に合わせ、原料を探索し、どのカテゴリーのどんな剤型で展開していくことが最も効果的なのかも含めて提案し、製品開発をサポートしていく」(同社)

 最近は内外美容にも注目が集まっていることから、「フラバンジェノール」や「葛の花エキス」といった、化粧品にも使用できる素材を使用して健食と化粧品でのシリーズ展開も提案していく方針だ。
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