求人市場の動向を知る化粧品業界求人倍率レポート【2017年6月編】

週刊粧業 2017年7月24日号 6ページ

求人市場の動向を知る化粧品業界求人倍率レポート【2017年6月編】
 化粧品業界最大の求人メディア「アットコスメキャリア」および人材紹介サービス「化粧品人材バンク」を利用する約30万人超の会員データをもとに、毎月、最新の求人マーケットの動向をお伝えします。

■サマリー

・化粧品販売職の求人倍率は1.79倍(+0.39)
・化粧品本社職の求人倍率は1.08倍(▲0.06)※カッコ内は前月比
・販売職では、異業界への人材流出が加速。美容部員の労働環境・価値向上に早急に取り組む必要がある。
・本社職では、求人倍率はほぼ横ばいだが、採用数が増加。マーケットとしては活発な動きを見せている。

■「販売職」の求人マーケットの動向

 2017年6月の化粧品販売職の求人倍率は1.79倍で前月比+0.39倍と上昇が続いている。しかし募集企業の増加と反比例して、求職者の動きが鈍化し、各社ともに人員の確保に苦戦している状況だ。求職者よりも圧倒的に募集企業が多い中、従来通りの採用手法だけでは採用が困難になってきている。

 また、「アットコスメキャリア」では、広告業界、美容医療業界、ブライダル業界など化粧品業界以外からの求人広告の出稿問い合わせが過去最多となった。美容部員の十分にトレーニングされた接客スキルや、顧客のニーズを引き出すカウンセリング技術は他業界でも評価が高く、営業職や受付、カウンセラー、ウェディングプランナーなどの職種で特に歓迎されている。

 同時に、弊社の転職相談室でも美容部員から異業種へのジョブチェンジに関する相談が増えており、異業界への人材流出が求人倍率を上昇させる要因の一つになっているのではないかと考える。

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