薄毛・抜け毛の悩みや原因と、効果的な育毛剤の商品設計

2017年9月1日 18時30分

Tenshindo20170901

肌以上に、髪は見た目の印象を大きく左右します。
生え際・頭頂部への人の視線が気になる・・・
ボリュームが減って髪型がきまらない・・・
フケ・抜け毛が増えた・・・

薄毛の不安を感じたら、すぐに対策を取りたいですよね。
見た目の印象に大きい変化が出る前に、対策を行うことが最善です。

しかし、育毛剤の購入を検討していても、
たくさんある育毛剤の中でどれを選べばいいのかわからない人も多いはず。

今回は薄毛・抜け毛の原因と、
薄毛・抜け毛を予防・改善するための育毛剤商品設計についてご紹介します。

1.どうして薄毛・抜け毛になるのか

【髪の成長とヘアサイクル】

髪の毛は伸び続けるわけではなく、成長・脱毛・新生を繰り返しています。
一定の期間を過ぎると抜け、同じ毛穴からまた新しい髪の毛が生えてきます。
これをヘアサイクルと呼び、成長期・退行期・休止期の3期に分けられます。

日本人の髪は一般的に約10万本と言われていますが、
ヘアサイクルは1本ずつ異なるため一気に抜けることはありません。
自然な抜け毛は、1日に平均50~100本程度といわれています。

【薄毛・抜け毛の主な原因】

ヘアサイクルの乱れは薄毛・抜け毛の原因となります。
成長期が短くなると髪は細くなります。
休止期が長くなると髪の新生が遅くなり、本数が少なくなります。

例えば、AGA(男性型脱毛症:成人男性によくみられる薄毛状態)では、
ヘアサイクルの成長期短縮により髪が細く軟毛化していきます。
これは、一般的に男性ホルモンや遺伝が主な原因と考えられています。

他にも、毛根部の血行不良や栄養不良、ストレスもヘアサイクルが乱れる要因です。
また、頭皮環境の悪化も薄毛・抜け毛につながります。
ふけの過剰発生により毛穴が塞がれると毛根の働きが悪くなりますし、

フケや皮脂の細菌分解物が炎症を引き起こし脱毛症の原因になることもあります。

2.薄毛・抜け毛を予防・改善する育毛剤の商品設計

育毛剤は「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」に大きく分けられます。
医薬品は病気の治療・予防を目的としており、
発毛・育毛効果が強いのと同時に副作用リスクが伴います。
医薬部外品は医薬品の様な副作用が殆んどなく、
厚生労働省が認めた育毛有効成分が配合されており緩やかな育毛効果があります。
化粧品は医薬部外品よりさらに効果が緩やかなもので、
頭皮・毛髪をすこやかに保ちますが、育毛・発毛の効能は期待できません。
今回は日常ケアに使いたい、医薬部外品の育毛剤の商品設計についてご紹介します。

【育毛剤の有効成分】

厚生労働省が認めた育毛有効成分は現在40以上あり、
これらを組み合わせて育毛効果を向上させるようにします。
代表的な育毛剤有効成分を下記に示します。

●酢酸トコフェロール

血管を拡張して血液循環量を増やし、毛母細胞に栄養成分を補給します。

●ニンジンエキス

頭皮の皮脂を抑えて過酸化物質の発生を防ぎ、血行促進・毛根への代謝改善で髪の産生に働きかけます。

●グリチルリチン酸ジカリウム

発毛や育毛に大切な頭皮環境(フケやかゆみを抑えて髪が育つ環境)を整えます。

【頭皮状態や使用シーンにあわせた商品設計】

薄毛・抜け毛に効く育毛剤の商品設計には、
有効成分の選定だけでなく、その他の成分を含めた処方全体のバランスが重要です。

①有効成分の浸透性

有効成分の効果を最大限発揮させるために、経皮吸収・浸透技術は非常に重要です。
浸透促進剤や浸透促進製剤技術の開発を行い、
効果的・効率的に有効成分を機能させる処方設計を追求します。

②育毛サポート成分

育毛サポート成分は抗男性ホルモン剤・頭皮の鎮痒剤・栄養剤など様々です。
薬事的には有効成分以外の成分の育毛作用を訴求することはできませんが、
頭皮環境を整え、育毛有効成分の効能をサポートします。

③その他

ユーザーの頭皮状態や使用シーンに応じて設計項目は多岐にわたります。
例として以下の様なものがあります。

・保湿剤で頭皮に潤いを与える
・リラックスできる香りを選ぶ
・爽快感のあるテクスチャーにする
・好ましくない成分を無添加にする

ユーザーの悩みに対応した有効成分の組み合わせ、
浸透、その他処方設計にこだわった育毛剤製品のご提案をすることが重要です。

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