資生堂、専門店ブランドのマーケティング戦略

粧業日報 2017年10月17日号 1ページ

カンタンに言うと

資生堂、専門店ブランドのマーケティング戦略
 資生堂は、専門店ブランド「ベネフィーク」において、「若年層」「シニア」「デジタル」の領域を強化し、新たな出会いを増やす方針を発表した。

 本格的なテコ入れが行われる中、計画通りの数字で推移し、若年層とシニアの取り込みも成果を挙げているという。

 2017年の「ベネフィーク」の施策について広報部の田仲恭平氏に話を伺った。

2年目の「ハイドロジーニアス」が好調

 ――17年度上期の施策とその成果はいかがでしたか。

 田仲 昨年9月に高保湿美容液「ハイドロジーニアス」を発売し、好調を維持したこと、基幹の「BMライン」の販売が比較的安定して推移したこと、加えて5月に発売した「マルチコンディショニングローション」(通称:マルコン)が20代の若年層を捉えたことなどが重なり、計画通りで推移している。

 上期は東京、大阪、名古屋を中心に各地でサンプリングを含めて店外イベントを実施し、お客様との接点づくりを強化した。この施策により若年層の女性の取り込みに成功し、売上拡大に寄与した。

 下期は、この活動を継続することを基本方針とし、既存製品の育成を強化していく。

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