ポーラ、質の向上を伴った持続的成長へ

週刊粧業 2017年10月16日号 8ページ

カンタンに言うと

ポーラ、質の向上を伴った持続的成長へ
 ポーラの2017年上期は、「リンクルショット メディカル セラム」による新規客の獲得に加え、異業種企業とのコラボ・イベントによる増客、接客・カウンセリング力の強化が順調に進み、売上高が695億3800万円(前年同期比22.5%増)、営業利益が160億5800万円(同80.5%増)となった。

 特に、ポーラの中核をなすトータルビューティー事業は、売上を軸にした歩合体系を見直し、売上貢献度が高く、接客・カウンセリングの頻度も高いプロBD(ビューティーディレクター)中心の組織への移行を進めた結果、全体の成長率を上回る増収を確保している。

 トータルビューティー事業を統括する及川美紀取締役は、「リンクルショットによる新規客が毎月コンスタントに獲得できている中、顧客との関係性構築のうえで重視するエステコース客数が前年同期比5.5%増で推移した。ここ数年進めてきた『接客・カウンセリング力の強化』という地道な活動が、質の向上を伴う形で着実に成果となって現れていることに手応えを感じている」と上期の取り組みを振り返る。

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