宮本、既存新規とも容器の受注量が増加

週刊粧業 2017年10月23日号 43ページ

カンタンに言うと

宮本、既存新規とも容器の受注量が増加
 宮本では昨年9月、長年取引があった2つの印刷会社の事業を引き継ぐ形で印刷事業部(足立工場、船堀工場)を新設した。

 これによりシルク印刷の表現の幅が広がったこともあり、取引先から受注を受けた容器の印刷を中心にフル稼働状態が続いている。

 このため増加する受注に対応すべく、工場の1つをより広い場所に移設することを検討している。

 このような状況下、容器の受注も順調に増えている。

 「既存のお客様からのリピート注文のロット数や新シリーズの導入が増えたことが大きい。異業種も含め新規の取引先も増えている。最近では10万単位の大きなロットのオファーもくるようになった。特にスキンケア、ヘアケアの受注が多い」(宮本浩樹社長)

 受注はPET容器が圧倒的に多い。丸型ストレートのSシリーズなどシンプルでシックな形やデザインの容器が特によく動いている。

 昨今、運送会社の配送料金値上げが相次いでいる。その点に配慮した新シリーズの容器を来春を目途に導入する予定だという。

 韓国・TOLY社の容器も順調に売上が伸びており、年末に新シリーズの導入を予定している。

 TOLY社はクッションファンデーションの容器に定評があり、特に華やかなデザインを好む化粧品会社から好評を博している。日本の品質レベルに応えられるよう、本国と協働で品質チェック体制の強化を図る。

 今春に容器カタログを刷新するとともにホームページをリニューアルした。この成果もあって新規先からの問い合わせが増えている。

 「受注が増えているので、今期(2017年11月期)は10%以上の成長を見込む。お客様にご迷惑をおかけしないようインフラを整備し、営業体制も事務担当をつけるなど強化を図りたい」(宮本氏)
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