ポイントメーク市場、口紅を起爆剤に活性化

C&T 2017年6月15日号 10ページ

ポイントメーク市場、口紅を起爆剤に活性化
 今、ポイントメーク市場では口紅が圧倒的な存在を保っている。その背景に口紅の王道色であるレッドカラーのトレンドがある。赤い口紅はつけた人の肌色を明るくみせ、全体の印象も華やかにする。

 今年前半は口紅の大型新製品が続々登場して話題をふりまき、各社が体験型イベントやデジタルプロモーション、美容誌への露出といった多角的な仕掛けで集客につなげた。

 有力ブランドの製品動向と販売戦略をたずね、口紅の未来像を検証する。

昨年の口紅市場は大きく前進
透け感のある「赤」がトレンドに

 口紅関連の統計をみてみると、経済産業省が発表した化粧品出荷金額における2016年の口紅の出荷額は前年比14.9%の427億7500万円と2ケタ成長を遂げた。

 次に日本輸入化粧品協会がとりまとめた化粧品輸入額をみると、2016年の唇のメークアップ調整品は前年比18.8%増の約148億7300万円と、同様に好調に推移したことがわかる。

 マスカラを中心としたアイメーク全盛期には唇の色を抑えるリップコンシーラーがヒットし、口紅が低迷していたが、2012年にすっぴん風のナチュラルメークが台頭してアイメークも控え気味なった時代があり、その反動からか、2013年からメーク全体に色が戻ってきた。

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