東洋ビューティ、グローバル企業を目指し基盤固め

週刊粧業 2018年1月1日号 54ページ

東洋ビューティ、グローバル企業を目指し基盤固め
 化粧品・医薬部外品OEM/ODMの大手である東洋ビューティは、5カ年計画の3期目を迎えた今年5月、佐賀県内に新工場を建設すると発表し、新たな成長戦略を打ち出した。

 増井勝信社長に話を聞いた。

 ――2018年4月期上期を振り返っていかがですか。

 増井 この5カ年はさらなる成長に向けた準備期間に位置づけ活動しているが、今上期も売上・利益ともに前年同期比で2ケタ成長を達成することができた。

 好調を支える製品開発は、15年前より研究員の補強を進め、100名体制という規模感もさることながら、経験豊かな研究員の層の厚みが増し、スキンケアを中心に機能性訴求の開発品が実を結んでいる。

 今後は開発スピードをさらに追求して顧客満足につなげたい。

 ――顧客満足という点では、2019年春に竣工を予定する佐賀工場の狙いの一つに、輸出を中心にしたグローバル対応の強化を掲げました。

 増井 佐賀工場はその規模感からしても、当社にとって重要な工場になる。近年顧客からの要望で増えている海外輸出向けの化粧品製造に積極対応していくつもりだ。

 その実現に向け、今期よりアジア各国の情報収集を行うセクションを設けて取り組んでいる。

 初出展した「コスモプロフ・アジア2017」(香港)では、「メイド・イン・ジャパン」ブランドの需要は今後も拡大していくとの実感を強めると同時に、そうした需要に応えるには、世界で当社の知名度を上げていかねばならないと強く感じた。

 今後も海外展示会に出展し続けて、グローバル企業への変革を進めていく。
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