コーセー 小林氏が語る宣伝部のコミュニケーションプランニング

週刊粧業 2018年1月22日号 13ページ

コーセー 小林氏が語る宣伝部のコミュニケーションプランニング
 1985年に誕生した「雪肌精」は、世代や国境を超えて愛されるコーセーのロングセラーブランドだ。

 第8回化粧品開発展・第6回国際化粧品展セミナーではこのブランドを事例に、宣伝部企画・PR課企画チームリーダー小林祐樹氏がコミュニケーション戦略について語る。

 ――講演の狙いをお聞かせください。

 小林 「雪肌精」のブランド認知度は約90%に達するが、商品特長は40%ほどしか認知されていない。そこで化粧品業界の方に「雪肌精」の機能的価値やどのような想いでマーケティング活動を行っているか知っていただきたいと考えた。

 ――「雪肌精」では、どのような宣伝活動を行っていますか。

 小林 「雪肌精」は30年以上ご愛用いただいている当社の代表的なスキンケアブランドである。10年前に比べるとデジタルプロモーションが広く活用されるようになり、当社でもWeb動画やキュレーション、SNSを活用したデジタルマーケティングに力を入れている。

 成果を数字としてみられるのはデジタルの魅力ではあるが、化粧品はお客さまが使用して満足した商品をリピート購入していただくのが本来目指すべき流れであり、目の前の数字ばかり追うことなく、お客さまの心理的背景も考えるよう心がけている。

 TVCMのように偶然の出会いがお客さまの共感を得ることがあり、数字に出てこない深層心理の部分まで考えてプランを考えないと、結果的にお客さまのためにならない。

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