ケイズ、人材育成の徹底で提案力を強化

週刊粧業 2018年2月26日号 10ページ

ケイズ、人材育成の徹底で提案力を強化
 ケイズでは、「化粧品コンシェルジュ」を企業方針に掲げ、国内外の多彩な容器と化粧品OEMを合わせたオールインワン提案に注力している。

 化粧品OEMに求められる「変化対応」をテーマに、角嶋一幸社長に話を聞いた。

 ――化粧品OEMに求められる変化対応について、貴社では2018年どのような取り組みを推進していきますか。

 角嶋 当社の社員が「化粧品コンシェルジュ」としてお客様の求める情報にしっかりと対応できるよう、今年は人材教育を徹底し、さらなるスキルアップを目指していく。

 その一例として、長年勤務しているパートさんを正社員に率先して登用し、これまで培った多くの知恵や経験をもとに、次世代の教育を担う仕事を積極的に行ってもらう。

 営業スタッフの人員を増員したこともあり、特に今年は「人」への教育に重点を置いた活動をしていきたい。

 ――容器とOEMを合わせたオールインワン提案について、具体的な取り組みをお聞かせください。

 角嶋 生産に関しては現在、包装資材全般の調達遅れに対し、多くのお客様が悩まれている。

 当社は元々が容器商社なので、資材遅れに関する情報をキャッチするのが早く、本来ならば容器メーカーが行う検査・組み立てを引き受けることもある。

 このように容器とOEMの双方でノウハウを持つのが当社ならではの強みであり、「生産を順調にコントロールして欲しい」というクライアント企業からの相談がますます増えている。

 また、容器で既にアジアを中心に各国でネットワークを構築しており、海外展開を望んでいるお客様へ輸出に関する情報やノウハウを提供し、貿易関係をサポートできる体制が整っている。

 今後も「化粧品コンシェルジュ」として、こうしたお客様のお困り事に幅広く対応していきたい。

 設備面に関する取り組みでは、受注増への対応に向けて本社工場で新たなチューブ充填機を導入し、設備投資を積極的に行っていく。

 また、資材遅れへの臨機応変な対応ができるよう、今月から融通性の高い新たな生産フローシステムを導入し、4月から本格的にスタートする予定だ。
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