化粧品OEM各社、企業価値の向上へ投資強化

週刊粧業 2018年2月26日号 1ページ

化粧品OEM各社、企業価値の向上へ投資強化
 日本製コスメの人気の高まりに、大手を中心とする国内ブランドメーカーの多くが、インバウンド需要のさらなる取り込みとともに、アウトバウンド戦略を進めることで成長拡大を目指している。

 このインバウンド対策とアウトバウンド対応の両輪で進める本舗メーカーの成長戦略により、開発・製造部門のアウトソーシング化が進行し、その受け皿となる化粧品OEM/ODM業界も活況が続く。

 今回本紙が実施したOEMアンケート調査(6~7頁)では、回答34社のうち約8割が17年度業績は「前年より伸長」と答えるなど、前回調査(64.7%)よりも業績好調な企業が増えている。

「日本製」人気で増産対応続く
変化対応に向け組織力向上も

 経済産業省が発表した2017年1~12月の化粧品出荷金額は前年同期比6.9%増となり、5年連続のプラス成長を達成した。製造業の指標となる数量ベースでは、3.3%増(45万0001トン)で推移し、3年ぶりに前年を上回った。

 2017年の国内市場を振り返ると、「爆買い」は終息感が見えてきたものの、依然として訪日客による化粧品消費額は百貨店を中心に拡大している。

 メーカー、小売、卸が一体となって戦略的にインバウンド需要を取り込む体制を早期に整えたことも大きく影響した。

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