【入社式訓示】コーセー 小林社長、自分を磨き新たなコーセー像を創ろう

週刊粧業 2018年4月9日号 11ページ

【入社式訓示】コーセー 小林社長、自分を磨き新たなコーセー像を創ろう
 この度、皆さんが社会に出るにあたり選択された化粧品という産業は、どんなに世の中が変化しようとも、生活に彩りや潤いを与え、人々の心に満足を提供し、世の中を明るくするという意味で、担う役割は今後もますます大きくなっていきます。

 特に化粧品産業は2016年に初めて輸出が輸入を上回り、今後日本の競争力の一翼を担う産業になるであろうと言われています。日本の化粧品は、ここ数年、世界からの評価が高まり、特に高付加価値商材を強みとする当社においては、仕事の責任もやりがいも一層高まり、皆さんにとって申し分のない活躍の場が待っているでしょう。

 競争の舞台が「世界」に移りつつあることも踏まえると、これまで以上に「グローバル」視点を拡大する必要があり、もはや市場を国内と海外に区別せず、「ボーダーレス」に市場全体として捉えるべきです。

 そして消費・購買行動、コミュニケーションの変化、たとえば「デジタル化」や「ネット社会」への対応、流通チャネルの垣根が取り払われつつある状況への対応なども含め、これまでの枠組みを超えた発想による、これまでの延長線上にない新しい取り組みにも、積極的にチャレンジしていく必要があります。

 「デジタルネイティブ」世代の新入社員の皆さんには、「デジタル化」や「ネット社会」への対応を期待しています。これができるかどうかで企業の運命が変わるでしょう。デジタルの技術をどう活用し、お客様に提供する付加価値をどう高めて、新たなサービスを創造するかがキーポイントになります。

 これまでの常識に囚われない「斬新な発想」「チャレンジ精神」とともに今後はますます「スピード」を期待したいです。情報は一瞬で拡散し、勝敗が決するため、変化に先んじて手を打てば、大きな成長を遂げる可能性があります。

 是非、ITやネットに慣れ親しんできている「デジタルネイティブ」世代の皆さんには、先輩社員を刺激するくらいの存在になって欲しいです。そして、自分自身を磨くことを通じて、新たなコーセー像を自分が創っていくという気概を持ち、業務に取り組んで欲しいと思います。
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