岩瀬コスファ、高度な技術力に定評、研究開発力の強化へ

週刊粧業 2018年4月16日号 15ページ

岩瀬コスファ、高度な技術力に定評、研究開発力の強化へ
 化粧品・健康食品原料商社の岩瀬コスファは、東京・大阪本社内にラボを設け、研究開発に取り組んでいる。

 松浦洋一取締役営業本部副本部長兼ヘルスケア事業部部長兼研究開発部部長に話を伺った。

 ――「研究開発する商社」は珍しいですね。

 松浦 一般的に、化粧品メーカーは原料メーカーやOEMと直接取引できる中で、当社のお客様は情報量や鮮度、専門性に魅力を感じ、お取引先となっている。

 今後もそうした付加価値を提供していく必要があると考え、その一環として、社内にラボを設け、お客様に開放している。

 お取引先様は、評価機器や実験設備を自由に使用し、原料研究や評価を実施することが可能だ。

 また、当社の研究員は専門分野を持って原料の研究を進め、大手メーカーをリタイアした方から技術指導いただくことで、研究開発力を強化している。

 こうして培った技術力や成果を学会や技術発表の場で積極的に発表することは原料やその原料を配合した化粧品の価値を上げ、ひいては当社の企業価値を向上させることにもつながると考えている。

 技術発表を聞いた原料メーカーから相談されることもあり、化粧品業界における当社の技術力は一定の評価をいただいているのではないかと思う。

 ――ヘルスケア分野へのアプローチは。

 松浦 ヘルスケア業界は年々伸長しており、当社の成長の柱となると見込んでいる。

 化粧品には外からアプローチする良さがあるが、身体の内側からのアプローチをプラスすることで、より美しくなれる可能性が広がる。

 今後も「内外美容」を切り口に「健康に美しくなる」ことを提案していく。

 将来的にはヘルスケア分野単体で売上高100億円(現状売上構成比の約3割)を目標に掲げ、健康領域全体をカバーできるよう事業展開する予定だ。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 岩瀬コスファ、高度な技術力に定評、研究開発力の強化へ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop