ポイントピュール、海洋深層水の探求強化で成果

週刊粧業 2018年4月16日号 13ページ

ポイントピュール、海洋深層水の探求強化で成果
 沖縄離島の地域資産を活かしたモノづくりで評価を集めてきたポイントピュールが、ここへ来て特性を濃厚にしている。変化に連れ開発体制の軌道修正もあり、大道敦社長は「今が面白い時」と目を細めている。

 ――先の「ものづくり日本大賞」受賞は実務に影響がありましたか。

 大道 本賞の選考は2年間に1回なので、2020年までは話題性の恩恵があるかもしれない。

 経産省など4省から全国計570社が推薦を受け、最終57社の受賞対象に当社が選ばれた理由は、18年間ブレないで一貫して地域資源の海洋深層水に打ち込んできたことへの評価だった。

 2016年からは当社の研究開発体制の刷新をはじめ、大学や研究機関との提携により海洋深層水の探求を強化したことでここへ来て成果が現れている。徐々にではあるが、水をきっかけにした新規のお客様から問い合わせが寄せられている。

 ――新構想のオーガニックで進捗はいかがですか。

 大道 3月にオーガニック担当者3名を選出した。農大出身の女性ら、30代前半の若いメンバーで構成した。

 また、畑づくりでは地域の農家さん達が「参加したい」とご指導の構えで手を挙げてくださっている。製品を販売して利益が得られる段階になったら、地域へ積極的に還元していきたい。

 ただ、独自のオーガニックブランド構築は相当なコストが必要になる。それでも、他社がやれないことこそ当社が勝ち残っていく道だと考えている。親が残してくれた島の畑で、本物をつくっていきたい。

 当社は2年後に迫った20周年を前に、ここへ来て幹部が育ってきたように思う。

 水を軸にしたスキンケア製品の開発や、植物由来へ切り替えた幹細胞コスメのほか、専任を据えた独自のオーガニック路線など、当社はこの先かなり面白くなっていくと心躍らせている。
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