ホシケミカルズ、独自の研究開発管理システムを活用

週刊粧業 2018年4月16日号 11ページ

ホシケミカルズ、独自の研究開発管理システムを活用
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手掛けるホシケミカルズでは、15年以上前に独自の研究開発管理システムを導入し、これまでに蓄積した原料情報や処方の数は約1万件にのぼる。

 同社の研究開発体制について、R&D部門を統率する辻慶一郎常務取締役に話を伺った。

 ――貴社の研究開発の沿革をお聞かせください。

  1997年にOEMの研究部門が独立し、少人数体制でスタートした。その後、2005年に現在の埼玉工場にラボを移転し、分析・測定機器を拡充させ、研究開発を行っている。

 研究部門では、少数精鋭で高品質なモノづくりを目指し、15年以上前に独自の研究開発管理システムを導入した。

 今でこそ化粧品OEMメーカーでは原料情報や処方データを管理するシステムは当たり前に持ち合わせているが、当時の化粧品OEMでは画期的なシステムだった。

 このシステムを活用することで、効率的な処方開発や改良が可能になった。

 ――今期の取り組みで注力する点は何でしょう。

  今期も引き続き、お客様満足度を向上するための活動に絞った取り組みに注力する。その取り組みの一環として海外向け製品の充実を目指し、海外規制を鑑みた処方開発を推進していく。

 そして、オーガニックへのニーズが高まっていることから、原料メーカーと連携してISO16128の取り組みを開始するほか、当社がこれまで培った研究開発力と、現代のトレンドやお客様ニーズを融合させ、ハイクオリティな商品を生み出す「ホシケミカルズODMプロジェクト」(写真)にも注力し、ユニークでエッジの効いた商品開発を進めていく。

 研究開発部門の体制に関しては今後、積極的に増員するほか、薬機法・海外規制に則した書類や原料管理を強化する。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ホシケミカルズ、独自の研究開発管理システムを活用

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop