カネボウ化粧品、全国専門店感謝の集い2018を開催

粧業日報 2018年4月25日号 1ページ

カネボウ化粧品、全国専門店感謝の集い2018を開催
 カネボウ化粧品は4月17日、「全国専門店感謝の集い2018」を開催した。

 一定以上の店頭売上(年間1800万円以上、2017年1月~12月)を達成した428店のさらなるモチベーションアップを企図して行われたイベントでは、同社幹部より2018年の取り組みについての説明がなされた。

選択と集中、チャネル別配置の
見直しで強いブランドの育成へ

 まずはじめに村上由泰社長が登壇し、「現在の不振を招いた本質的な原因」「復活に向けた取り組み」「目指すべき将来像」の3点について説明した。

 花王グループでは、化粧品事業の大改革に向け、2018年は大きなチャレンジを実行する年と位置づけ、化粧品事業のマネジメント体制を一新し、総合力・専門性・生産性の向上を目指して国内の販売会社の再編を実施している。

 カネボウ化粧品は、花王のビューティケア事業の中核としてグローバル市場を牽引するという重要な役割を担っているが、今のところ訪日外国人による旺盛なインバウンド需要の恩恵を受けることなく、競合他社に対して後塵を拝している。

 この状態を招いた本質的な原因について村上社長は、「ブランド育成をおろそかにしてきたことに尽きる」と語り、戦略的なブランドフォーメーションを構築できていないこと、昔ながらのチャネル別ブランド配置を続けていることの2点が大きな課題であるとの認識を示した。

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