近代化学、シロダーラオイル配合シャンプーが好調

週刊粧業 2018年5月14日号 10ページ

近代化学、シロダーラオイル配合シャンプーが好調
 ヘアケア関連製品を中心に化粧品・医薬部外品OEMを展開している近代化学は今期(2018年8月期)、スリランカ産のオーガニック原料「シロダーラオイル」を配合したシャンプーのOEMが好調に推移している。

 シロダーラオイルは、伝統医学・アーユルヴェーダの代表的な療法「シロダーラ」で使用されている植物オイルをベースに、現地のアーユルヴェーダ研究者の協力のもと、28種類に及ぶ植物オイルを組み合わせて化粧品用に処方開発したものだ。

 「シロダーラオイルシャンプーは前期実績がほぼゼロの状態だったが、今では毎月10万本を製造するまで注文が増え、今後の増産に向けて新たな充填機の導入も検討している」(岡部達彦社長)

 オーガニックをテーマにしたOEMではこのほか、神奈川県産業技術センターの協力を得て、本社工場のある神奈川県海老名市の特産品「苺」の原料化に成功し、同社でINCI名を取得した「苺果汁」配合のヘアケアOEMにも注力している。

 2017年1月には、苺果汁を配合したシャンプー・トリートメントの2品で構成した自社ブランド「海老名オーガニックファーム」を発売し、現在は海老名サービスエリアや市役所などで販売している。今秋にはハンドクリームを投入し、美容室など新たな販路開拓を目指すとともに、苺果汁を配合した化粧品OEMの提案を強化していく。

 さらに、2016年1月に日本でも数少ない「粉末ヘアカラー工場」を竣工した同社では、インドから輸入したヘナを同工場で加工・充填している。今年に入り生産体制が整ったことから、髪を傷めずに優れた染色力を発揮する化粧品粉末ヘアカラーOEMをより一層アピールしていく。

 「今後の取り組みとしては今夏に化粧品GMP(ISO22716)の認証を取得し、海外への展開をさらに強化していきたい」(岡部社長)
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