ES-ROOTS榎戸社長、横のつながり軸にエステ業界活性化へ

C&T 2018年6月15日号 68ページ

ES-ROOTS榎戸社長、横のつながり軸にエステ業界活性化へ
 近年、オーガニック・ナチュラル系化粧品が盛り上がりを見せている。

 日用品業界においても、「植物由来」を主旨とするボタニカル系商品が市場を賑わすなど、「植物」「天然」といったワードが心に刺さる一般生活者が増えてきた。

 オーガニックエステサロン「フルーツルーツ」を運営するES-ROOTS社長の榎戸淳一氏は、サロンと同名のスキンケア・ボディケア・インナーケアブランド「フルーツルーツ」も展開し、国内外で商品を流通させている。

 榎戸氏は元々、エステサロンの経営アドバイスをするコンサルタントとして活躍してきた。そうした中でサロンと化粧品ブランドを立ち上げ、現在に至っている。

 さらには、エステティシャンが日頃培ってきた技術を競い合い、エステティシャンが輝くことができる場を提供する「エステティックグランプリ」発起人の1人となるなど、業界の活性化を目指し日々奮闘している。

コンサルタントからエステサロン経営者へ
経営危機に直面するも奇跡的に乗り越え

 ――船井総合研究所のコンサルタントからエステサロン経営者への転身は、珍しく感じます。

 榎戸 コンサルタントの時は、全国のエステサロンを約1300軒回り、経営アドバイスを行っていた。

 コンサルタントはどこまで深く関わっても、結局は第三者であり、自分が当事者となることはない。徐々に、自分が当事者となって、経営をやってみたいと考えるようになった。

 当時(10年ほど前)はエステティック業界の変遷期で、過去の成功事例の延長上に未来はないとも感じていた。

 そこで、自分でゼロから新しい形のエステティックサロンを作ろうと思い立ち、ES-ROOTSを立ち上げた。

 また、コンサルタントとしてサロンを回っていた際、ふと、エステティシャンの手が荒れていることが多かったことに気が付いた。

 エステサロンは顧客への効果実感の高さが求められている。当然、使用している化粧品等はその要望に応えるよう設計され、毎日のように何度も強い成分の化粧品を使用することで、エステティシャンの手が荒れる原因にもなっていた。

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