ポーラ化成、ソウハクヒエキスに唇の血管の再生を促す効果を発見

粧業日報 2018年7月3日号 5ページ

ポーラ化成、ソウハクヒエキスに唇の血管の再生を促す効果を発見
 ポーラ化成工業は、「加齢にともない唇の真皮の血管が減ってしまうこと」「『ソウハクヒエキス』が血管を形成する血管内皮細胞に働きかけ血管の再生を促すこと」を発見した。

 ソウハクヒエキスを配合した唇用の化粧料を使用することにより、より生き生きとした唇を実現することが期待できるという。

 同成果は、今秋に発売されるポーラの商品をはじめ、ポーラ・オルビスグループの商品に活用される。

 唇の色味や状態はその人の顔の印象を左右する。唇の色味や状態は、組織のすみずみまで酸素や栄養を行き渡らせる血管に大きく影響されると考えられる。

 しかし、これまでの研究では組織内部の加齢変化についてはほとんど知られていなかった。そこで今回、20~70代の唇の組織断面で真皮中の血管の面積を解析したところ、年齢とともに血管が減少してしまうことを見出した。

 このことから、年齢を重ねた唇では、血管が少なくなるために唇の赤味が損なわれてしまったり、酸素や栄養の供給が低下し組織の維持・修復が滞ってしまったりすると考えられる。

 血管が形成されるとき、血管内皮細胞が立体的につながって管(くだ)状になる。したがって、より長くしっかりとした血管を作るには、細胞同士がつながり合う能力を高める必要がある。

 そこで、培養した血管内皮細胞を使い、細胞同士のつながりを促進するエキスを探索したところ、ソウハクヒから抽出したエキスにその作用が見出された。
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