天真堂、M&Aで工場取得し小ロット生産に対応

週刊粧業 2018年7月9日号 58ページ

天真堂、M&Aで工場取得し小ロット生産に対応
 医薬部外品OEMメーカーの天真堂は製造から物流、販促支援などクライアント企業の通販ビジネスをワンストップで支援している。

 ITを軸に社外連携を進める同社の取り組みについて、児玉和之社長に話を伺った。

 ――生産・研究面での外部資源活用について、貴社の取り組みをお聞かせください。

 児玉 生産面に関してはこれまで、研究開発やワンストップ総合支援事業に専念するため、あえてファブレスで委託先を通じて製品を提供していた。

 今後も大ロット生産は従来通り外部へ委託するが、お客様の商品をスピーディーに立ち上げるため、M&Aを通じてテストマーケティング用の小ロット生産だけに対応する自社工場を今秋取得する予定だ。

 研究面は基本的に自社で行っているが、外部と連携することで処方の幅が広がるため、原料メーカーや大学機関を活用して独自の原料開発を行っている。

 ――企業との業務提携で現在、注力している取り組みは何でしょうか。

 児玉 当社では、クライアントの通販ビジネスを成功させるために通販で必要な全てをワンストップで提供しており、直近ではWMS(倉庫管理システム)の開発会社と業務提携し、自社ロジスティクスのWMSリニューアルを進めている。

 ほかにも、IoTとAIの技術を搭載した容器の開発も進めており、当社が保有していない知識を得るために外部との積極的な交流を図っている。

 ――外部資源活用に関して、今後はどのような取り組みを推進しますか。

 児玉 IT技術の進歩は日進月歩で、この分野に関しては今後も積極的に外部を活用していくことになるだろう。

 IT関連では将来的に自社でメディアを展開したいと考えており、その領域で企業との提携を進めていく。
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