ケイズ、シニア人材の経験と新知見の融和で変化に対応

週刊粧業 2018年7月9日号 56ページ

ケイズ、シニア人材の経験と新知見の融和で変化に対応


 同じく工場改善課の69歳男性(写真左)は、エンジニアとして製造機械の調整・設計業務を担当し、専門知識を活かして生産ラインの円滑な稼働を日々支えている。

 角嶋一幸社長は、3人のシニア人材に期待する役割として、「当社は1998年の創業でまだ歴史も浅いが、3人は会社が歩んできた20年の変遷を知っている。この歴史を土台にして1人でも多くの若いメンバーに歴史や経験を語り継いでもらい、そこへ最新の知見を加えていくことで時代の変化に応じた新たなモノづくりを実現してもらいたい」と説明する。

 3人のシニア人材は現在、平日週4日勤務(9時~17時)で、一般社員よりも勤務時間を1時間短縮しているため、「仕事と休みの時間がそれぞれ充実し、活き活きと働いてくれているので職場の雰囲気も良好だ」(角嶋社長)という。

 同社では今後、他社で定年退職し、有益な技術やノウハウを持つ人材の獲得を目指していくほか、パート社員を定年後も再雇用するための制度の見直しなどを進め、1人でも多くの社員が1日でも長く働ける環境整備に注力していく方針だ。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ケイズ、シニア人材の経験と新知見の融和で変化に対応

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop