花王、角層柔軟性が見た目のハリ感印象の鍵を握ることを確認

粧業日報 2018年7月13日号 4ページ

花王、角層柔軟性が見た目のハリ感印象の鍵を握ることを確認
 花王は、肌の見た目の変化をシミュレーションで予想する「3D座屈解析技術」を新たに開発し、その解析技術により、加齢による肌の「見た目のハリ感」低下には、真皮の弾性に加え角層の柔軟性が大きく影響することを明らかにした。

 この知見に基づき、真皮に加え角層へのアプローチにより、肌の「見た目のハリ感」を向上する技術の開発へ向け、検討を進めていく。

 なお、同研究内容は、日本機械学会2018年度年次大会(2018年9月9~12日、大阪府)にて発表する。

 肌の表面は、角層、表皮、真皮に分かれており、組成や構造、物性が大きく異なる。各々肌の見た目に大きく影響すると考えられているが、その寄与度はよくわかっていなかった。

 先行研究では、肌断面に対して2Dの座屈モデルを用いたシミュレーションにより、各々の寄与度を見積もる検討が行われてきたが、肌の見た目を予測しようとすると、肌表面形状を反映する3Dモデルを用いる必要があった。

 しかしながら、肌にかかる複雑な力の計算が困難なため、3Dシミュレーション化できていなかった。

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