アイスタイル、2018年6月期は2桁の増収増益を達成

粧業日報 2018年9月4日号 1ページ

2018年9月4日 13時00分

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 アイスタイルの2018年6月期決算(2017年7月~2018年6月)は、売上高が前期比50.7%増の284億7000万円、営業利益が45%増の21億2500万円、経常利益は65.3%増の21億4700万円、当期純利益は10%増の11億8400万円となった。

 8月3日に開催された決算説明会の席で吉松徹郎社長は、「当初の予想では、売上が266億円、営業利益が20億だったので、目標を大きく上回ることができた。中期経営計画を発表した段階で、売上が142億だったことを考えると、この2年間で売上を倍増することができた」と総括した。

 当初の売上予想を上回った要因として、収益の柱である「On Platform」事業の好調に加え、「Beauty Service」事業と「Global」事業の成長を挙げた。

 セグメント別(各事業の利益:全社費用等△15億6600万円を除く)にみると、「@cosme(アットコスメ)」を基盤とした各種サービス(BtoB、BtoC)を展開するOn Platform事業は、売上高が7.2%増の73億3500万円、セグメント利益が3.7%増の26億4500万円となっている。

 アットコスメでは、「Hallo! @cosme SUMMER LIVE 2018」などの大規模なイベントの開催をはじめ、ブランディング広告やバナー広告、月額固定料金で提供しているブランドファンクラブなど既存サービスが伸長した。第4四半期には、BtoBの新サービス「ブランドオフィシャル」をリリースし、人員を配分しており、今後は新たな柱として収益増を見込む。BtoCサービスについては、本格的なプロモーションを来期に予定しているため、ほぼ横ばいとなっている。

 国内ECの「@cosme shopping(アットコスメショッピング)」や、化粧品専門店「@cosme store(アットコスメストア)」など小売業を中心としたサービスを運営するBeauty Service事業は、売上高が38.2%増の121億4200万円、セグメント利益が171.2%増の6億2100万円となった。

 アットコスメショッピングでは、アットコスメからの送客や取扱ブランドの強化を図り、業績を伸ばした。新規出店を抑制し、既存店を強化したアットコスメストアは、各店舗が成長し、大幅な増収増益となっている。

 日本国外でのEC、店舗、メディア等のサービスを展開するGlobal事業は、売上高が158.4%増の76億4600万円で、セグメント損失は1100万円(前期は1億3300万円の利益)となった。

 中国で開催されるECの大規模セール「W11」など、中国の越境ECがGlobal事業を牽引している。一方、海外企業3社ののれん償却を開始したことにより、セグメントでは赤字となった。

 美容部員等を派遣する人材派遣事業と、成長段階の企業への投資育成事業が属する「その他事業」は、人材派遣事業が着実に成長した結果、売上高が342.2%増の13億4600万円、セグメント利益は9.8%増の4億3600万円となっている。

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