アテニア、長寿遺伝子サーチュイン6の皮膚抗老化機能で新知見

粧業日報 2018年10月16日号 4ページ

アテニア、長寿遺伝子サーチュイン6の皮膚抗老化機能で新知見
 アテニアは、皮膚へのアンチエイジング効果を実現するために長寿遺伝子で知られる「サーチュイン6」に着目し、研究を行った結果、「サーチュイン6」が、皮膚の生まれ変わりに関わる表皮細胞内のミトコンドリアのオートファジーに関わることで、皮膚の老化防止に重要な役割があることを立証した。

 老化による細胞の生まれかわりは、細胞内で生成される「不要たんぱく質」を細胞自身がリサイクルし、新しいたんぱく質を作る材料にしたり、細胞内をきれいに保つ自己修復システム「オートファジー」が調整している。また、老化制御には、長寿遺伝子サーチュインが深く関わっていることが知られている。

 その1つである「サーチュイン6」は、真皮のコラーゲン合成に関わるなど老化制御への関連は明らかにされていたが、紫外線などの外部ストレスを受ける表皮角化細胞の生まれ変わりとの関連は不明だった。

 そこで同社では、表皮細胞のミトコンドリアのオートファジーに着目し、「サーチュイン6」の影響について検証実験を行った。

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