富士経済、2018年の化粧品市場は季節商材が好調に推移

粧業日報 2018年10月19日号 3ページ

富士経済、2018年の化粧品市場は季節商材が好調に推移
 富士経済は、フィールドリサーチを基本とし、企業取材などを通して全市場の市場動向を調査・分析している。

 今回は、東京マーケティング本部第二部の山住知之部長に、2017年の国内化粧品市場を総括してもらうとともに、今後の動向について予測してもらった。

 ――2017年の国内化粧品市場の動向について、カテゴリーごとに教えてください。

 山住 2017年の化粧品市場は全体的に好調で、どのカテゴリーも拡大傾向にあった。

 スキンケアについては、訪日外国人観光客やソーシャルバイヤーの需要が大きかったこともあり、前年比8.1%増となった。インバウンド需要だけでなく国内での需要も伸びており、これまではオーガニックや低刺激の商品がトレンドだったが、近年は「シワ改善」を訴求した化粧品が注目を集め、エイジングケア市場が活性化するなど、高機能で高単価の商品が国内需要を牽引した。

 チャネル別にみると、ドラッグストアや百貨店が拡大している一方で、通販は、伸びてはいるものの、インバウンドの恩恵にあやかりにくく構成比は縮小傾向にある。

 メークアップは7.5%増となり、ベースメーク、ポイントメークともに好調に推移している。スキンケアに比べるとインバウンド需要は高くないが、各品目においてステップ化が進んでおり、国内で需要を伸ばしている。

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