ケイズ、化粧品業界のコンシェルジュとして利便性の向上へ

週刊粧業 2018年10月22日号 80ページ

ケイズ、化粧品業界のコンシェルジュとして利便性の向上へ
 創業65周年おめでとうございます。当社では今月で創業20周年を迎え、容器問屋として事業をスタートして以降、常にお客様の便利を追求し、「化粧品業界のコンシェルジュ」を目指してきました。

 これまでの20年間を改めて振り返りますと、資本力に乏しい新参者の我々がこの競争社会で勝負するため、少数精鋭ながらも情報量と仕事量で他社と差別化を図り、お客様の喜びと便利を追求していき、今日では容器とOEMの両事業を展開するに至っています。

 容器では業界でも数少ない韓国製容器を一早く取り扱い、国内だけでなく韓国と台湾にも拠点を構え、独自の調達ルートを活かして機能性とデザイン性を兼ね備えた海外容器を幅広く提案しています。

 当社では、「大胆にチャレンジ」を行動理念に掲げており、今年も韓国と中国で仕入先の幅が広がっています。今後も引き続き、海外の仕入先を増やすことに怯まずチャレンジしていきます。

 OEMでは、他社で機械充填しにくいものを手作業で対応するなどして、着実に力をつけてきました。容器を長年手がけてきた実績がプラスαの個性にあり、そのうえで容器の情報を中身作りのOEMにのせてオールインワンの提案ができるのは、他社にはない我々の強みと言えるでしょう。

 これまでの20年間は、私がこうした「舞台」を作っていく役割を担ってきました。しかし、会社は私個人の物ではありませんし、私物化すれば必ず潰れます。この先の10年、20年先のケイズは、今いる従業員が主役であり、彼らがこの舞台でどう夢を実現し、輝いていけるかが重要です。

 東京・銀座にある歌舞伎座では、時代とともにその舞台で演じる役者が変わっていますが、現代的な要素も取り入れながら日本の伝統芸能を守り続け、今なお進化し続けています。

 ケイズという舞台においても、真にお客様へ便利や満足を提供するためには、これまでの歴史を土台にして1人でも多くの若いメンバーに歴史や経験を語り継ぎ、時代の変化に合わせて伝統と革新が融合する会社に進化していかなければなりません。

 金沢の地で化粧品づくりを行っている我々のモノづくりのDNAの中には、ユネスコ・クラフト創造都市に認定されている金沢の優れたモノづくりの技と心が刻まれています。今後も、この地でさらに美的感覚や匠の技を磨き上げ、よりよいモノづくりを目指していきます。(角嶋一幸社長)
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