【男性化粧品】10年後を大胆予測、消費者の意識変化促す施策が鍵に

週刊粧業 2018年10月22日号 72ページ

【男性化粧品】10年後を大胆予測、消費者の意識変化促す施策が鍵に
 数年前、中堅にあたる化粧品OEMの代表から聞いたことがある。メーカーの海外進出が珍しくなくなった当時、国民性や文化が異なる生活者を相手取って提案するよりも、国内の男性に向かって仕掛けた方が成功の確率は高いという意見を同社長は展開していた。

 あれから年月を経て、その見解が現実化しようとしている。

 男性化粧品でヘアスタイリング剤や制汗アイテムが定番を担ってきた長い時代から、やや発展して男性のフェース用でシリーズが組める今となり、いよいよ男性消費者へメークをさせようとするマーケティングが始まった。

 好業績が続くポーラ・オルビスホールディングス傘下のACROはこのほど、全61品目という大掛かりな編成でメンズ総合ブランドを立ち上げた。

 先駆者が道を切り拓いていった場合、後続が追随することは想像に難くない。

 ACROが「男性メーク市場開拓」の試金石となるかどうか――。その動向は、要注目といえそうだ。

あと77%

週刊粧業の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 【男性化粧品】10年後を大胆予測、消費者の意識変化促す施策が鍵に

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop