ドド・ジャパンでは、韓国ブランド「パルガントン」「ドド」の育成を進めている。
ターゲットに響く新商品を定期的に導入してファンを増やし、取扱店の拡大を図ってきた。「パルガントン」のリブランディングの準備も進めている。
宮部正行代表に、両ブランドの戦略について尋ねた。
バームファンデーションの外箱を一新
「パルガントン」はリブランディングへ
売れ筋商品の1つが、鼻専用ハイライト「パルガントン タカハナパウダー」(1色1000円)だ。鼻が低いことで悩む日本女性は多く、「鼻筋をすっきりさせたい」「高くみせたい」というニーズが高い。
本品は、少量を指にのせて鼻筋をなでるだけで、ピンクゴールドの偏光パールが肌になじみ、鼻スジをくっきりと演出する。しっとりとした仕上がりで、肌に密着して崩れにくい。
バイヤーの支持が高い「パルガントン スキニーマスカラ」(全2色各1200円)は、極細のスリムマイクロブラシを採用し、従来のマスカラブラシでは塗りにくかった下まつ毛や目尻、目頭まできれいに塗ることができる。
加水分解シルクやカンゾウ根エキスなど5種類の保湿成分を配合し、メークをしながらまつ毛ケアもできる。ウォータープルーフタイプながら、お湯で簡単に落とせるのも魅力だ。
韓国で人気沸騰中のバーム状ファンデーションをいち早く取り入れてヒット中の「パルガントン ミネラルエッセンスファンデーション」(1000円)、「同ゴールドコラーゲンエッセンスファンデーション」(1800円)のパッケージを、このほどリニューアルした。ブリスターパックから紙箱に変更してプレミアム感を演出している。
「『パルガントン』は10~20代と30~40代の2つの山がある。そこで『ミネラルエッセンスファンデーション』は前者、『ゴールドコラーゲンエッセンスファンデーション』は後者をターゲットとし、2品をセットしたプロモーション什器を用意した。今後販路を拡大していく方針だ」
「パルガントン」では、アジア全体で累計出荷数1000万個を突破した「シアトリカルパウダー」がロングセラーを続けている。2000年に日本に上陸して多数の愛用者を獲得し、15周年を迎えた2015年にリニューアルした。
来春を目処に、ブランドのトレードマークであるオペラ由来の泣き笑い仮面を大きく打ち出して原点回帰を図る。
「Professional Taste Beyond The Stage 」(舞台を超えたようなプロフェッショナルが味わえる)のタグラインと泣き笑い仮面、SINCE1878を統一表記とし、ブランドのリブランディングを行う。