【特別座談会】化粧品専門店の現状・課題と未来

週刊粧業 2018年10月22日号 36ページ

【特別座談会】化粧品専門店の現状・課題と未来
 ネット社会が進行して様々な情報が溢れる時代を迎えたことで、リアルな体験を求める需要が高まっている。

 化粧品業界においても、化粧品専門店業態が強みとして継承してきたカウンセリング・美容相談を軸にした接客・サービスが、化粧品を取り扱う他の業態でも取り入れられ始めている。

 顧客との関係性づくりにおいて他の業態に優位性を持つ多くの化粧品専門店は、まだまだ成長できるのではないだろうか。

 今回、近畿地域で化粧品専門店を営む若手経営者らで構成される近畿化粧品小売組合連合会青年会(略称=JCF)に協力を仰ぎ、高橋一敏氏(サンウェル代表)、寺田和幸氏(良い肌代表)、中井将之氏(ミナカイ代表)、岡田典朗氏(スキンケアハウスオカダ代表)、播磨秀宜氏(コーロ専務)、細川信也氏(ミキヤ店長)の6名に化粧品専門店の現状・課題と今後の展望について語ってもらった。

商圏や顧客の特性を見極め
来店動機の本質を掴み活動へ

 ――自己紹介も兼ねて、自店を取り巻く市場環境についてお聞かせください。

 中井 滋賀県・大津市にある地域密着型の商業施設アル・プラザ1階で化粧品店(ミナカイ・フローラ)を展開しています。

 エステを中心にお客様づくりを推進することで、売上は堅調に推移していますが、客数が微減傾向にあります。

 テナント店は、当然ながら館の集客力が影響します。今後は自ら新しいお客様を呼び込んでいくことが課題になってきています。

 細川 当社は、神戸市須磨区・西区に3店舗(ミキヤ)を出店していますが、いずれも地域密着型の店舗で中井さんと同様の課題を抱えています。

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