ポーラ、北九州市との包括連携協定を締結

粧業日報 2018年10月25日号 3ページ

ポーラ、北九州市との包括連携協定を締結
 ポーラと福岡県北九州市は10月20日、女性の輝く社会の実現に向け、女性の活躍や就職支援等を主な目的とし、双方の強みを活かした街づくりを展開すべく、包括連携協定を締結した。

 ポーラでは、創業当初より「美」を通して地域の女性就労機会、社会進出を支援することで地域経済を活性化させ、様々なイベントやコミュニティを実現する活動を全国で展開している。

 また、グループ全体で取り組む持続可能な開発目標(SDGs:17のグローバル目標)の中でも、特に自社との親和性が高い2つの目標(「5:ジェンダー平等を実現しよう」「8:働きがいも経済成長も」)の実現に向け、地域住民との共創関係を築き、新しい変化や可能性を広げていくことに注力している。

 一方、北九州市は、婦人会という女性の力を原動力に公害を克服した都市として知られ、最近ではOECD(経済協力開発機構)からアジア地域で初めて「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」に選定され、政策審議会の構成員に占める女性の割合が政令指定都市で初めて過半数を突破するなど、長年にわたりジェンダー平等や女性活躍に対する取り組みを積極的に行っており、ポーラと極めて親和性が高いことから今回の協定締結に至った。

 今回の協定締結を機に、SDGsに沿った女性活躍の場の創出や就職支援活動のほか、販売拠点やネットワークを活かした市民の安全・安心に関する施策や地域社会の活性化に取り組んでいく。

 10月20日に開催された調印式には、北九州市の北橋健治市長とポーラの及川美紀取締役執行役員が出席し、今回の協定締結により期待していることや抱負についてそれぞれ語った。

 北橋市長は「政令指定都市の中で最も早く高齢化が進んでいる北九州市では、高齢者がいきいきと過ごせる長寿社会の実現が重要なテーマであり、美容セミナーの実施や見守り活動への協力というのは大変心強いことだ。両者の強みを活かし、様々な分野で成果を出していくことにより、北九州市の魅力増進につなげていきたい」と述べた。

 一方、及川取締役は「北九州市周辺では64箇所のショップにおいて10代~80代まで様々な年代の女性が働いている。彼女たちが北九州市の掲げるビジョンに沿って行動することにより、パワーの最大化が図れると考えている。最初は小さな渦かもしれないが、その渦を大きなムーブメントにする活力の源としての役割を果たしていくことで、北九州市を元気にしていきたい」と語った。
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