超高齢化社会に向けた商品開発、さりげなく寄り添うことが重要

粧業日報 2018年10月26日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 今や4人に1人は高齢者の時代、体力と気力の衰えで美意識低下
  • 読みやすさと使いやすさは必須、カウンセリングでは傾聴を重視
超高齢化社会に向けた商品開発、さりげなく寄り添うことが重要
 内閣府が作成した2017年版高齢社会白書によると、65歳以上の高齢者人口は3456万名(2016年10月1日現在)と、全体の27.3%を占めた。これは高齢化率と言い換えることができる。

 4名に1名以上が高齢者の時代、化粧品や日用品業界でも高齢者への対応に目を向けざるを得ない状況になっている。

 加齢に伴い、進むのは肌老化だけではない。体力も衰え、体の自由がきかなくなり、記憶力も低下してくる。すると何をするにもおっくうになってしまう。

 文部科学省が実施した体力テストの結果からは、年齢が進むにつれて握力が着実に低下する傾向が見て取れる。

 つまり、容器の開閉はもちろん、化粧筆、メーク用品に内蔵されたチップ、クリームのスパチュラの使いこなしも、だんだんとおぼつかなくなっていくのだ。

 使いにくくなるとだんだん疎遠になるのが人の常であり、化粧意識が低下してしまう。精神的にもマイナス思考に陥ってしまう。

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