ホシケミカルズ、時短・集中補修を訴求したヘアケアOEMを提案

週刊粧業 2018年11月5日号 5ページ

ホシケミカルズ、時短・集中補修を訴求したヘアケアOEMを提案
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手がけるホシケミカルズは、1975年の創業から培ってきた研究開発力と、現代のトレンドや消費者ニーズを融合させ、ハイクオリティな商品を生み出す社内プロジェクト「ホシケミカルズODMプロジェクト」(以下、HOP)に注力している。

 HOPでは今回、頭皮クレンジング・シャンプー・トリートメントの3つの効果を1つにまとめた「3in1クレンジングトリートメント」を新たに開発した。同品はHOPで7品目となるアイテムで、シリコン・ノンシリコンの2タイプを展開し、2018年10月からOEM提案を開始している。



 開発の経緯について、企画開発室の平地祥子氏は、「シャンプーを泡立てる際の摩擦による毛髪ダメージを懸念する人が近年増えており、泡立てずにクレンジングからトリートメントまで1本でケアする第3のシャンプーへのニーズが高まっているといわれている。

 そこで今回、シャンプーの過度な洗浄による頭皮や毛髪ダメージに着目し、トリートメントをしながら皮脂汚れを除去する機能を持つ本品の開発に着手した」と説明する。

 3in1クレンジングトリートメントは、ケイ酸塩鉱物を主成分とする吸水性と吸着性に優れた天然粘土鉱物「ベントナイト」の配合により、余分な皮脂や汚れの除去効果がある。

 洗浄力試験では、擬似皮膚に頭皮の皮脂をイメージした油脂を塗布し、お湯と3in1クレンジングトリートメントをそれぞれ洗浄した。その結果、お湯では塗布した油脂が落ちておらず、3in1クレンジングトリートメントでは油脂がしっかりと落ちていることが確認された。

 配合成分ではこのほか、羊毛由来の「オイルケラチン」(イソステアロイル加水分解ケラチン)により、毛髪の構成物であるケラチンを補充することでダメージを補修し、毛髪強度を改善するという。

 シリコンタイプでは、米由来の毛髪バリア機能改善成分「セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク」を配合し、キューティクルダメージを改善して髪本来の撥水性を取り戻し、指通りのよいなめらかな髪へと導く。

 ノンシリコンタイプでは、吸着性保湿成分「ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI」の配合により、洗い上がりがしっとりと柔らかい髪質へと仕上がるという。

 「処方面では、5つの無添加処方(パラベン・石油系界面活性剤・鉱物油・合成ポリマー・合成着色料)を実現した。『髪はトリートメントで洗って潤す時代へ』というキャッチフレーズのもと、時短・ダメージ予防・集中補修を訴求する新たなヘアケアOEMを提案していく」(平地氏)
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