アルビオン、仏コディフ社を通じ自社栽培原料の世界展開へ

粧業日報 2018年11月27日号 3ページ

アルビオン、仏コディフ社を通じ自社栽培原料の世界展開へ
 アルビオンは、秋田県藤里町の白神研究所で栽培したカワラヨモギの原草を、連携協定を締結しているフランスの化粧品原料メーカー「コディフインターナショナルSAS(コディフ社)」(フランス・サンマロ)へ提供し、コディフ社が独自の技術でエキス化するという形で、自社栽培原料の世界展開に乗り出した。

 化粧品先進国であるフランスにおいて、長年、新しい植物原料の開発に力を注いできたコディフ社では、アルビオンが自社栽培したカワラヨモギから、天然成分を理想的な形で濃縮抽出する独自の抽出技術である『リキシビエーション』を用いて、美肌効果に優れ、高いエイジングケア効果が期待できる成分の抽出・エキス化に成功。同社オリジナル化粧品原料「RAYKAMI」として、2018年10月末にタイのバンコク市内で行われたアジア太平洋地域最大の化粧品原料展「インコスメティックスアジア」にて発表、日本を除く世界に向けて販売を開始した。

 展示会では、有機栽培にこだわりトレーサビリティが確保された良質な白神産カワラヨモギと、そのヨモギから抽出された原料が、オーガニック先進国のヨーロッパをはじめ様々な地域の人々から高い評価を受け、コディフ社を通じてすでに複数の化粧品メーカーと原料提供の交渉が進んでいる。

 今後、アルビオンが育てた白神産カワラヨモギを使った化粧品原料が配合された商品が、世界各地で発売されることが期待される。

 これまでも、アルビオンではヨモギを中心に植物の部位や収穫時期、熟成期間など、様々な側面から化粧品原料としての新しい可能性を探りつつ、その栽培・研究に力を入れてきた。今後も新たな効果と付加価値を生み出すために、ヨモギをはじめとした植物の新しい可能性を探究し、海外企業とのコラボレーションなどを含めた取り組みを積極的に行っていく。

 なお、アルビオンでは「イグニス」より、この原料を配合した商品として、「プレミアム ネイチャーミルク」(乳液:200g7000円)と、「プレミアム ネイチャーウォーター」(化粧水:200mL・7000円)を11月18日に発売している。
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