松本竜馬氏、ライフスタイル型の先にあるのはパーソナル美容

C&T 2018年9月18日号 16ページ

松本竜馬氏、ライフスタイル型の先にあるのはパーソナル美容
 成熟市場と言われながらも、国内化粧品市場は、高機能化・多機能化を追求しながら堅調に推移している。特に1990年後半以降、薬事法改正やインターネット普及など業界をとりまく環境の変化を背景に、新たなカテゴリーが創出している。

 そうした新規カテゴリー市場の調査も行っているTPCマーケティングリサーチの松本竜馬氏に、平成時代の化粧品業界を振り返ってもらった。

 ――平成時代の化粧品トレンドを振り返っていただけますか。

 松本 「安心・安全性」「機能性」「時短・簡便性」「コスパ性」「感性・情緒性」といった消費者の5大ニーズに対し、わかりやすい訴求のコスメが市場に定着化した時代といえる。

 平成時代をPEST分析すると、化粧品業界の1989年から2018年までの30年を、大きく3つに分類して捉えることができる。

 まず、平成前期〈1989年から2000年〉は、化粧品販売チャネルの多角化と、それにともなう価格帯の二極化が進んだ。

 1990年代前半のバブル崩壊により、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどが化粧品の取扱いを強化しはじめた。

 そうした新しい販売チャネルが取り扱った化粧品はセルフで購入できるコスメブランドだった。1997年の再販制度が撤廃されたことも販売チャネルの多角化を促すだけでなく、値下げ競争を一気に加速させた。

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