花王、包装容器の技術イノベーションを推進

週刊粧業 2019年1月1日号 83ページ

花王、包装容器の技術イノベーションを推進
 花王グループは、企業理念である「花王ウェイ」を全ての活動の根幹に据え、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティ(持続可能性)に貢献することを使命としている。

 社会的課題の解決に向けては、1887年の創業以来培ってきた本質研究の深化・融合による技術イノベーションのもと、社会の持続的成長への貢献を目指し、ESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを推進している。

 環境分野における技術イノベーションのこれまでの取り組みと今後の活動について、長谷部佳宏取締役専務執行役員は次のように説明する。

サステナブルな容器の開発を推進

 プラスチックの包装容器は汎用性と柔軟性を持ち、花王製品において重要な役割を果たしている。

 一方で、プラスチックは石油由来のものが多く、燃やすと発生する二酸化炭素が地球温暖化につながるなど、環境問題と密接に関係しており、プラスチックの過度な使用は地球環境への影響が懸念される。

 そこで、当社ではこうした社会課題に対して「Reduce(減らす)」「Reuse(再利用する)」「Replace(置き換える)」「Recycle(リサイクルする)」という4Rの視点から、サステナブルな容器の開発を推進している。

 これまでの主な取り組みを振り返ると、1991年には本体容器に比べてプラスチック使用量の少ない「詰め替え用フィルム容器」を導入し、本体容器を繰り返して使用することが可能になった。

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