エア・ウォーター・ゾル、新工場稼働で供給安定化に貢献

週刊粧業 2019年1月1日号 58ページ

エア・ウォーター・ゾル、新工場稼働で供給安定化に貢献
 エアゾール製品・化粧品OEM事業を展開するエア・ウォーター・ゾルは、人体用品を中心としたエアゾール事業が近年堅調に推移し業績好調が続く中、18年12月に化粧品(液体充填)の製造を主体とする新工場(茨城第二工場)を稼働して成長加速につなげる。

 尾上英俊社長に話を聞いた。

 ――18年を振り返っていかがですか。

 尾上 主軸のエアゾールは各分野とも堅調に推移した。

 ここ数年は化粧品分野を強化してきた取り組みが奏功しており、19年3月期もUVスプレーなどの人体用品が牽引する形で、売上高、生産数量ともに前年比2ケタ伸長を見込む。

 ――茨城第二工場が加わりました。今後の成長戦略をお聞かせください。

 尾上 スキンケア用品を中心に日本製コスメの人気が続き、化粧品OEM業界は供給不足が課題になっている。

 新工場の稼働により供給安定化に寄与していきたい。

 まずは、3ラインでのスタートであるが、市場動向や顧客ニーズに合わせてラインを増設し、エアゾールや危険物該当化粧品の製造も含めた、あらゆるスキンケア用品を一貫生産できることを第二工場の特長に位置づけていきたい。

 19年度中にはチューブやジャー容器に適した粘性のある製品に対応できるラインを新設する計画だ。

 また、業績好調にともない、社員数も増やしており、新工場竣工により作業スタッフも増員した。

 「教育」に関しては、新入社員向けに「マーケティング」に特化した2年間の教育プログラムを導入するなど力を入れているつもりだが、改めて人材育成・教育強化を推進していく。併せて、第二工場でも訴求した「働きやすい環境」づくりにも全社で取り組んでいく。
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