ミック・ケミストリー、顧客の複雑な要望への対応力強化

週刊粧業 2019年1月1日号 55ページ

ミック・ケミストリー、顧客の複雑な要望への対応力強化
 ミック・ケミストリーは、新規顧客の獲得や既存顧客の売上増加に伴い、業績が堅調に推移している。

 同社では、好調な時こそ気を引き締め、技術力の向上に励むことを理念としている。小野沢勝弘常務に話を伺った。

 ――現在の注力課題について教えてください。

 小野沢 開発部門だけでなく、工場全体で技術力を磨くことが必要だと考えている。

 お客様の要望は年々複雑になってきているので、様々な面からお客様の要望に応えられるようコミュニケーションを深めていきたい。

 お客様の成長なくして我々の成長はないので、お客様の満足度をより高めることに注力していく。

 また、化粧品の性能をあげるためには、優れた原料を見出すことが重要となる。原料メーカーと緊密に連絡をとりながら、協同して高性能な化粧品を作っていきたい。

 ――営業面ではいかがですか。

 小野沢 開発営業では、当社の技術者がお客様の元を訪問し、お客様の意向を汲み取るようにしている。技術者が訪問することにより、ただ要望を聞くだけでなく、技術面から提案することもできる。こうした提案力の強化にも力を注いでいきたい。

 これからのOEMは、ただ待っているだけでなく、自分達の技術を持って、開発提案もしていくことが必要だ。そうすることで、お客様に納得していただける商品が出来上がると考えている。

 ――今後の目標を教えてください。

 小野沢 当社では、成長目標を数字で示していない。会社の「力」とは、数字だけでなく、社員の素質や技術力も含む。数字を上げることも大切だが、内部の力も向上させ、バランスよく成長することを目指していきたい。
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