天真堂、クライアントの海外展開を強力に支援

週刊粧業 2019年1月1日号 54ページ

天真堂、クライアントの海外展開を強力に支援
 医薬部外品と機能性表示食品のOEM事業を展開する天真堂は、児玉和之社長が社長に就任してから昨年2月で10年が経った。

 前期の振り返りと次の10年に向けた今後の取り組みについて、児玉社長に話を伺った。

 ――前期(2018年12月期)を振り返ると。

 児玉 前期は増収増益で着地する見通しで、受注ベースで売上高が前年比150%、納品ベースで140%となった。

 10月に化粧品の受託製造を行うテイアンドエムを完全子会社化し、2019年中には吸収合併して当社が製造業許可を取得する。今後はテストマーケティングに必要な小ロットを製造し、大ロットは従来通り外部委託体制で生産を行っていく。

 また、12月には組織体制を変更し、OEM事業部を国内・海外・卸の3つの事業部に分類したほか、法務や総務、PRなどの管理部署を社長室に集約し、私が管理する体制に見直した。

 ――次の10年に向けて、どのような取り組みを推進していきますか。

 児玉 OEMでは、研究開発や製造でのスピード・スキルを高め、特に開発においては、これまで外部へ委託していたSRの内製化や、産学連携を実施することで、当社独自の原料と処方によるオリジナリティのある製品づくりに注力する。

 また、当社が展開するオリジナルスキンケアブランド「sakuraim(サクライム)」で開拓した中国の現地ドラッグストア2万5000店舗の販売網を活かし、既存クライアントの海外展開を強力に支援していく。

 さらに、今後は事業分社化や、M&Aを通じてBtoC事業を展開する子会社を増やすなど、子会社からの受注比率を高めて安定的な成長を目指していきたい。
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