ダリヤ、三本柱の強化こそ

週刊粧業 2019年1月1日号 44ページ

ダリヤ、三本柱の強化こそ
 平成がひとむかし前になり、5月から新しい元号の「新時代」に、私達は大きな時代の転換期を体験することになります。この時を次への備えを考える好機にしなければなりません。

 世の中では、人口減や高齢化への動き、あわせて働き方改革や子育て支援、地方経済の歪みが新しい課題になり、日本の大きな決断が求められています。

 この時代に向けて、経営の主軸になる三本柱を整え、強固にすることが大切になります。まず、創意に満ちて、市場の求めに応えた競争力のある商品を作るべく、「商品力の強化」が必要になります。

 次に「営業力の強化」のために、新しい市場環境に向けた攻略の設計図を描きなおし、売りひろめ、売りつくすことに注力していきます。

 そして、「経営推進力の強化」を実践すべく、効率よく効果が約束される新しい工夫を戦略化し、集中して経営力全体をより強化します。現場で活動する人の責任や期待が大きくなりますが、トップマネジメントの采配が大きく問われることになり、経営資源としての人材力がますます大事になっていくはずです。

 三本柱の強化をわかりやすく整理すると、「求められるもの」を、「求められる時」に、「求められる所」へ届けることだと思います。業績の向上に向けて各企業は、さらに一層の工夫や努力をすることになり、業界地図も大きく変わるでしょう。その1つひとつを試練と考え、挑戦していくことを楽しむことが重要だと思います。

 企業は全方位型の経営で自らの殻を破っていくしかありません。身ぶるいするような新年の幕あけです。私達は「自信を持って、積極的に攻める年」にするべく、一日一日の積み重ねを大切にしていこうと思います。
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