小林製薬、さらなる成長に向け人材育成にチャレンジ

週刊粧業 2019年1月1日号 42ページ

小林製薬、さらなる成長に向け人材育成にチャレンジ
 昨年は日本各地で多くの災害が発生し、大きな被害をもたらしました。被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興を心よりお祈りいたします。

 2018年は国内で7月から9月にかけて発生した自然災害によって、流通の停滞、外国人観光客の減少などがありましたが、酷暑の影響により「熱さまシート」など暑さ対策製品が好調に推移しました。

 2017年から2019年の中期経営計画で取り組んでいる新製品の「開発と育成」において、2017年に発売した「ナイトミン鼻呼吸テープ」「ヘモリンド」などが成長し、初年度目標を達成した後も継続的に売上を伸ばすことができました。

 また、国際事業においては中国の医薬品製造販売会社「江蘇中丹製薬有限公司」を買収しました。今後、中国においてOTC医薬品の開発に注力していきます。

 今後さらに強化していきたいのはグローバルビジネスです。昨今のインバウンド需要を通じて、海外のお客様も当社の製品に興味を持ってくださることがわかりました。

 本年は日本国内でのインバウンド需要を喚起する施策を打ち、現地では店頭での販売はもちろんのこと、ネットでも購入していただける品揃えを増やしていきます。今後、世界各国でその国ならではのお困りごとを発見し、各国で「あったらいいな」をカタチにすべく体制作りに努めたいと思います。

 人材の成長の加速にもチャレンジしたいと思っています。昨年より、従業員の成長を支援する取り組みとして「成長対話」を開始しました。上司と部下の対話を通して、従業員1人ひとりが自分の「ありたい姿」を描き、成長のためのアイデアを考えます。この活動をさらに深め、当社ならではの人材育成モデルを構築していきたいと考えています。
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