西日本化粧品工業会、世界に誇れる「日本の化粧品品質」をより一層浸透させる

週刊粧業 2019年1月1日号 19ページ

西日本化粧品工業会、世界に誇れる「日本の化粧品品質」をより一層浸透させる
 年頭にあたり、昨年の出来事を振り返ってみますと、2月の福井県での記録的な大雪に始まり、6月には大阪北部地震、7月には西日本豪雨、9月には台風21号による関空閉鎖、北海道胆振東部地震など非常に多くの自然災害が発生した年でした。被害に遭われた皆様には、お見舞い申し上げますとともに、一刻も早く復興されることを祈念しております。

 一方、明るい話題としては、将棋の世界で、藤井聡太さんが史上最年少で7段に昇段、スポーツの世界ではバドミントンの世界選手権やアジア大会の水泳競技、卓球やテニスなどで日本人選手の大活躍が話題になり、更にはノーベル医学生理学賞を本庶佑京都大学特別教授が受賞されるなど今後の若者の活躍や、我が国の科学技術力の高さが再認識される年であったと思います。

 また、11月末には、2025年の大阪万博の開催が決まり、関西経済を押し上げる起爆剤となるのではと、大きく期待させてくれる年でありました。

 我々化粧品業界は2016年に輸出額が輸入額を初めて上回り、その傾向は現在も続いています。2018年1月~6月の出荷金額は8319億円で前年同期比7%の増加、化粧品輸入額は1284億円で前年同期比9.2%の増加、輸出額は2443億円で前年同期比 45.6%の増加で、いずれも増加していますが、輸出額が輸入額の2倍に迫る勢いで伸長しております。

 これは訪日外国人旅行客が、帰国後も日本の化粧品を継続して購入していただいているからと推察しています。

 今年はG20大阪サミットやラグビーワールドカップが、来年は東京オリンピック・パラリンピック、2025年には大阪万博の開催を控え、日本が世界に報道される絶好のPR期間となります。

 日本製品のすばらしさをしっかり伝えることができれば、更なる輸出の増加が期待できるのではないかと思います。我々はその準備をし、足元を見つめなおし、高い品質の安全・安心な魅力的な製品を生み出しつつ、海外へも積極的に進出できるようグローバル化、ボーダーレス化を推進する必要があると考えます。

 結びになりますが、今年は、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が行われ、これに伴う改元も行われます。新たな時代を迎えるにあたり、我々西日本化粧品工業会においても気持ちを新たに、関係団体との連携や会員サービスの向上など、今までの取組みをより一層高めて、化粧品産業の健全な発展に努めてまいります。
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